マリオット系ホテルに泊まるとき、「マリオットが運営しているの?」「ホテルごとに運営会社が違うの?」と気になることはありませんか。
国内のマリオット系ホテルには、マリオット・インターナショナルのブランドを掲げながら、日本のホテル会社や不動産会社のグループが運営に関わっている施設があります。ホテルの所有者、運営会社、ブランドがそれぞれ異なるケースもあるため、名前だけでは関係がわかりにくいことがあります。
この記事では、国内のマリオット系ホテルについて、主な運営会社とホテルの例を紹介します。宿泊先を選ぶときや、企業グループごとのホテルを比較するときの参考にしてください。
マリオット系ホテルの「運営会社」とは?
ホテルについて調べると、「ブランド」「運営会社」「所有会社」という言葉が出てきます。それぞれの役割は同じではありません。
- ホテルブランド:ホテルの名称、サービス基準、会員プログラムなどを提供する
- 運営会社:スタッフの採用や日々の接客、施設の営業などを担う
- 所有会社:ホテルの建物や土地を所有する
ホテル名に「マリオット」や「ウェスティン」と入っていても、土地や建物をマリオット・インターナショナルが所有しているとは限りません。ブランドを提供する会社と、現地でホテルを運営する会社が別の場合があります。また、同じブランドでも施設によって運営体制が異なるため、個別の施設情報を確認することが大切です。
国内マリオット系ホテルの主な運営会社
ここでは、公開情報から確認できる代表的な運営会社・運営グループと、関連するホテルの例を紹介します。国内すべての施設を網羅する一覧ではなく、主な例です。
| 運営会社・グループ | マリオット系ホテルの例 |
|---|---|
| 近鉄・都ホテルズ | シェラトン都ホテル東京、ウェスティン都ホテル京都、シェラトン都ホテル大阪、大阪マリオット都ホテル |
| 森トラストグループ | 東京マリオットホテル、ウェスティンホテル仙台、コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、富士マリオットホテル山中湖、軽井沢マリオットホテル、伊豆マリオットホテル修善寺など |
| 積水ハウスホテルマネジメント | フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルシリーズ |
※施設の所有者や運営体制はホテルごとに異なり、変更される場合があります。
近鉄・都ホテルズ
近鉄・都ホテルズは、国内のマリオット系ホテルを運営する代表的なホテルグループのひとつです。同社がダブルブランドとして経営するホテルには、シェラトン都ホテル東京、ウェスティン都ホテル京都、シェラトン都ホテル大阪、大阪マリオット都ホテルがあります。
これらのホテルは、外資系ホテルブランドの知名度と、都ホテルの歴史や日本のおもてなしを組み合わせた施設です。例えば、大阪マリオット都ホテルは「あべのハルカス」に位置し、シェラトン都ホテル東京は東京・白金台にあります。宿泊やラウンジ利用を検討するときは、ブランドだけでなく、ホテルごとの設備やサービスも比べてみましょう。
森トラストグループ
森トラストグループは、国内各地でマリオット系を含む複数のホテルブランドを展開しています。ホテルの例として、東京マリオットホテル、ウェスティンホテル仙台、コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルなどがあります。リゾートでは、富士マリオットホテル山中湖、軽井沢マリオットホテル、伊豆マリオットホテル修善寺なども知られています。
都市型ホテルからリゾートホテルまで幅広く、同じグループに属する施設でも立地や過ごし方は大きく異なります。なお、「グループが運営に関わるホテル」と「グループが所有するホテル」は必ずしも同じ意味ではありません。ホテルごとの所有・運営関係を調べる場合は、施設や運営会社の案内も確認しましょう。
積水ハウスホテルマネジメント
道の駅に隣接するホテルとして全国に展開している「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」シリーズは、積水ハウスホテルマネジメントが運営ホテルとして案内しています。北海道から九州まで各地に施設があり、地域の観光やドライブ旅行の拠点として利用しやすいのが特徴です。
フェアフィールドという同じブランド名でも、すべての施設が同一の運営会社とは限りません。道の駅ホテルシリーズと、それ以外のフェアフィールド施設を調べる際は、ホテルごとの運営情報を確認してください。
宿泊先を選ぶときに運営会社を見るメリット
ホテルごとの特色をつかみやすい
同じマリオット系ブランドでも、運営会社やホテルの成り立ちによって、館内の雰囲気やサービスに違いが出ることがあります。都市型ホテルで利便性を重視するのか、リゾートホテルでゆっくり過ごすのか、ラウンジやレストランを楽しみたいのか。旅の目的に合わせて施設を選びやすくなります。
ホテルグループの施設展開を調べやすい
運営会社がわかると、同じ会社が手がけるほかのホテルや企業グループの施設を探しやすくなります。複数のホテルを訪れる予定がある人にとっても、グループごとの特徴を知る手がかりになります。
ブランド名だけではわからない違いを確認できる
ブランドが同じでも、ラウンジの有無、客室の構成、レストラン、周辺施設などはホテルによって異なります。宿泊記や口コミを読むときも、ホテル名だけでなく運営会社や施設の特徴を照らし合わせると、情報を整理しやすくなります。
運営会社を調べるときの注意点
ホテルの運営体制は、開業や契約の変更、企業グループの再編などによって変わることがあります。確認するときは、ホテルの公式サイトにある会社概要や施設情報、運営会社の公式サイトに掲載されたホテル一覧、企業のニュースリリースや採用情報などを組み合わせると見分けやすくなります。
「ホテルを所有する会社」と「ホテルを運営する会社」を混同しないこともポイントです。建物を所有している企業が、接客や営業などの日常運営もすべて担当しているとは限りません。
まとめ|マリオット系ホテルは運営会社もホテルごとに異なる
国内のマリオット系ホテルは、マリオット・インターナショナルのブランドを掲げながら、近鉄・都ホテルズ、森トラストグループ、積水ハウスホテルマネジメントなど、複数の会社やグループが運営に関わっています。
同じマリオット系でも、シェラトン都ホテル東京、大阪マリオット都ホテル、東京マリオットホテル、フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルシリーズでは、運営の背景やホテルの特色が異なります。ホテルを選ぶときは、ブランド名だけでなく、立地、客室、ラウンジ、レストラン、運営会社なども見比べてみましょう。